私は、かつて、内職の仕事を2種類ほどやってみたことがあります。一つは、今から20年ほど前のことで随分と昔の話となってしまいますが、今も恐らくそれなりの需要があるかもしれない内容です。持病があり、外で思いっきり働くことの出来ない私は、それでも何か「現金収入」となるものが無いかと、探していました。今ほど「情報」を便利に得られる時代では無かったので、「内職をしたい」とすれば地元のハローワークのある建物内に「女性援助センター」というような名称で内職の斡旋をしてくれるという話を聞いたのですが、その「援助センター」なるものが、消えかけていた頃でした。なので、何か別のルートで探してみるしかありませんでした。

当時、「編み物」が流行っていて、手芸屋さんに時々、毛糸を買いに行っていたのですが、そこで「手編みのセーターを編んでくれる人を探している」という情報がありました。好きな編み物で、現金収入があるならと勇んで請け負うことにしました。どうやら、ブティックのようなところで「手編み製品」として売るようでした。指定の毛糸と編み図が配布されて、後は、編み図に従ってひたすら編んでいきます。編み込み模様がちょっと面倒なセーターでした。編むことは好きですが、自分が着るものや家族の為に編む作業と違って、「疲労感」があり、楽しさがありませんん。肩懲りも、仕事だと思うと余計に応える感じでした。

1枚編んで1500円という手間賃でした。その一枚を編み上げる日数は、だいたい2週間がメドでした。セーターを編んだことのある人であれば分かると思いますが、一枚仕上げるだけでも結構しんどいものなのですよね。でも、どうにか頑張って3枚編んだところで、体が悲鳴をあげてしまいました。肩懲りが胃痛にまで響きました。そんな事情で、「セーター編み」の内職はそれで辞めました。今なら、逆に「ハンドメイド品」として納得いく値段で自ら作品を売るという事のほうが現実的な気もします。

もう一つの「内職」は、ヘアアクセサリー作りの仕事でした。ビーズを組んで丸いモチーフを作っていく作業でした。和装小物の会社が、ネットを通して募集しているのを見つけました。申し込むと、「製図」と沢山の「ビーズ」が送られてきました。これがまた、細かい作業で、1個作って15円という世界でした。一日とりかかっても幾らにもなりません。20個は頑張ってみましたが、根気が続きませんでした。

地域によっては、今でももっと現実的な「手内職」があるのかもしれませんが、私の住む地域は、募集があっても「電子部品の組み立て」などがほとんどです。
>>内職体験談集および内職の概要ページへ戻る
スポンサーリンク