ノマドは実在するが半分は幻想

最近、「ノマド」あるいは「ノマドワーカー」という言葉を時々目にします。
ノマドとは元々遊牧民を意味する言葉で、それが転じて、場所にとらわれず仕事をするという意味で使われています。
ノマドワーカーというと、会社のオフィスではなく、カフェやファミレスなどで無線インターネットに接続したノートパソコンで仕事をしている人のことを指します。

従来から文章を書く仕事では、紙と鉛筆さえあれば可能なスタイルでしたが、IT技術の進歩が、ノマドの可能性を劇的に広げました。
ノートパソコンと無線インターネットがあれば、デスクワークであれば大抵はこなせます。資料を作ってメールで送る、あるいはクラウドで共有するなど簡単に出来ます。さらにはスカイプで打ち合わせすることもできるでしょう。

しかし、ノマドスタイルを許可する会社は少ないようです。ノマドワーカーを自称する人は個人事業主の方が多いようです。
毎日ノートパソコンを持って好きなカフェで、コーヒー飲みながら自由かつ優雅に働く姿は一部のサラリーマンから憧れられています。

そして、私も自営業なのでちょっとだけノマドに挑戦したことがあります。
カフェは近所になかったので図書館にノートパソコンを持って行って作業をしたことがあります。

たしかに、いつもと違う場所で仕事をすると、気分転換にはなります。仕事がマンネリになった時など効果があるかもしれません。
しかし、やっぱり仕事は自分の部屋が最もはかどります。図書館に行く時間も節約できますし、やはり楽です。

それで思うのですが、典型的なノマドワーカーの方はなぜカフェで仕事をするのか?会社で働かなくてもいいのは素晴らしいですが、それなら自宅で仕事をするのが最も楽だと思うのですが。毎日であればカフェに行く時間、コーヒー代もバカにならないと思うのですが。それとも、家賃を節約するために部屋を借りないで、友人宅やネットカフェを転々としているのでしょうか。それならまさに遊牧民です。納得です。

個人的には、ノマドワーカーって窮屈な生活を強いられるサラリーマンの生み出した幻想が大部分だと思います。
いや、確かに実在していますが、典型的なノマドワーカーというのは極少数だと思います。それがなんだか社会現象みたいに思えるのは皆がそうなりたいと思う願望だからでしょう。
実際ノマドをやってみると、それほど快適ではないことが分かります。
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