年9万円が還暦になるまで支給される

予備自衛官という非常勤の自衛官がいます。従来は退官した自衛官のみが志願して任官していましたが、現在では自衛官としての経験のない一般の人でも、訓練を受ければ予備自衛官になれるようになりました。その訓練中の自衛官を「予備自衛官補」といいます。
ここで、youtubeで予備自衛官補についてよくわかる動画を見つけたので転載します。
【予備自衛官補という副業 1/3

【予備自衛官補という副業 2/3】

【予備自衛官補という副業 3/3】

予備自衛官補に応募する人には、愛国心や、自己啓発が動機の人もいますが、副業感覚で参加する人もいると思われます。なぜなら手当がもらえるからです。
予備自衛官補の訓練中は日当7,900円が支給されます。通常は予備自衛官になるまでに50日の訓練があります。
訓練が終了して予備自衛官になれば、年に5日の訓練があります。日当は8,100円です(動画では20日となっていますが、実際は5日です)。
そして、予備自衛官手当として月に4,000円が支給されます。これは何もしなくても貰い続けられます(ただし、年に5日の訓練と、有事の際の出頭が義務付けられます)。
つまり予備自衛官になれば合計9万円/年が貰えます。これも立派な副業になります。

予備自衛官補の応募資格は一般だと18歳以上34歳未満、医療や語学などの技能系だと18歳以上で、保有する技能に応じ53~55歳未満となっています。学生や女性の応募も多いです。定年は60歳~63歳です。つまり、20歳の頃に予備自衛官になっておくと、なんと40年以上にわたって年9万円の手当をもらい続けることができます!

実は、私は元自衛官で現在予備自衛官です。年5日の訓練にも行っています。なので予備自衛官については詳しいです。
予備自衛官補については経験はありませんが、予備自衛官補上がりの予備自衛官はヤル気があって非常に好印象です。元自衛官の予備自衛官は腐っている人が少なくありません。仮病で訓練サボったりとか…。
予備自衛官補の50日の訓練は、通常の自衛官が受ける初めの3ヶ月間の訓練を凝縮しているそうですが、結構キツイはずです。小銃の分解結合や射撃、戦闘訓練はなかなか大変です。敬礼などの基本教練も何度もやるのでうんざりします。

しかし、予備自衛官補あるいは予備自衛官の訓練を担当する本職の自衛官の人は優秀で優しい人が多いです。程度の悪い自衛官は対外的な任務にはつけないからです。
また、食事は駐屯地内で朝昼晩3食出ます。もちろん無料です。味は駐屯地によって随分と異なりますが、個人的にはどこもまあまあ美味しいと思います。
寝るのは駐屯地内の宿舎です。一部屋に4人から10人程度が一緒に寝るのでプライバシーはありません。ただし、自宅が近所なら訓練の後は自宅に帰って、翌朝出勤することもできます(原則不可の駐屯地もある)。

自衛隊は規則にうるさいですが、予備自衛官に対してはそれほど厳しくはありません。本職の自衛官にとって、予備自衛官はほとんど外部の一般人扱いです。予備自衛官からしても、年に5日の訓練は旅行や同窓会気分です。あまり真剣な気分で訓練に来てません。ただし、予備自衛官補上がりの予備自衛官は真面目です。

5日の訓練内容は、その時々で変わりますが、メインは小銃射撃です。なかなか一般人では小銃を撃つ機会はありませんが、予備自衛官になると年に一回射撃できます。私もそれが目当てで訓練に行っているようなものです。

色々書きましたが、予備自衛官補、あるいは予備自衛官は超オススメです。特に若い人は予備自衛官補にぜひ応募してみましょう。