雇う側からすれば中学生を雇うメリットはない

中学生ぐらいになればほしい物が増えてくるにもかかわらず、親からもらえるお小遣いでは全然足りない、という人も多いと思います。
バイトでもして金を稼ぎたい、と思うのは別におかしいことではありません。

13歳以上15歳以下だと、かなり制限が多いですが、法的には一応働けることになっています(しかし原則は禁止です)。

下表以外の事業で、児童の健康及び福祉に有害でなく、労働が軽易なものであれば、満13歳以上の児童も就学時間外に使用することができます(労働基準監督署長の許可が必要)。

(1)物の製造、改造、加工、修理、洗浄、選別、包装、装飾、仕上げ、販売のためにする仕立て、破壊若しくは解体又は材料の変造の事業(電気、ガス又は各種動力の発生、変更若しくは伝導の事業及び水道の事業を含む。)

(2)鉱業、石切り業その他土石又は鉱物採取の事業

(3)土木、建築その他工作物の建設、改造、保存、修理、変更、破壊、解体又はその準備の事業

(4)道路、鉄道、軌道、索道、船舶又は航空機による旅客又は貨物の運送の事業

(5)ドック、船舶、岸壁、波止場、停車場又は倉庫における貨物の取扱いの事業

要するに、重労働や危険な職業はだめ、ということです。
また、午後8時以降午前5時までは働いては(働かせては)いけません。

そして、これは重要ですが、勉強に差し支えないことを証明する学校長の証明書と親の同意書が必要です。
なので、学校や親に黙って働くということは不可能です。
熱意をもってお願いすれば、学校や親も「社会勉強になる」と許可してくれる場合もありますが、それもケースバイケースで、中学生の本分は勉強である、と認めない可能性もあります。

しかし、実際に中学生が働くとなると、具体的な仕事はあまりありません。以前、群馬県桐生市の工事現場で働いた中学3年生が事故死して社会問題になりましたが、工事現場での労働は認められていません。
しいていえば、新聞配達ぐらいですが、これもハードルが高いです。

ネットでも新聞広告でもいいのですが、新聞配達の募集を見ると年齢不問・未経験者歓迎の求人がほとんどです。それはいいのですが、原付免許保持者歓迎とあります。16歳以上でないと原付免許は取れないので中学生は採用で不利になります。
また、朝刊の配達は早朝になりますが、前述の通り中学生は午前5時までは働かせてはいけません。なので、夕刊のみの配達になりますが、それも大体午後2時ぐらいから始まるので、学校の授業とかぶります。

雇う側としては、中学生だからと言って給料を大人の半分にするとかはできませんし、もし事故があれば管理体制が厳しく追及されますし、中学生を雇うデメリットはあってもメリットはありません。しかし、新聞配達をやりたいと言う中学生は家計が苦しいなど、事情を抱えていることも少なくありません。
経営者が中学生を雇うのは半分は人助けだと思います。

しかし、実際は中学生の頃新聞配達をやっていたという人は少なくありません。どうしてもやってみたければ親と学校に許可をもらった上で、新聞販売店に行って、事情を詳しく話して熱心に頼むしかありません。店長が気に入ってくれたら採用してくれるかもしれません。

新聞配達がだめなら、親戚で自営業をやっている人がいれば、何かの仕事をくれるかもしれません。雇用契約を結ぶのではなく、あくまでお手伝いをして、その代わりにお駄賃をもらうということなればしめたものです。

なお、ネットビジネス系の仕事だと、少ない額なら単純作業で稼げる方法もあるので中学生でもできると思いますが、残念ながらアフィリエイトもポイントサイトも15歳以下はお断りの場合がほとんどです。親の名義でやることもできますが、もちろんそれは違反です。しかし、親にやらせて、それを自分が手伝う、ということならあるいは…。スポンサーリンク