妻は子供は保育園に預けずに自分で育てたいという気持ちがあったため多少粗末な暮らしでもいいからということで専業主婦をすることになりました。
子育てもある程度慣れてくると1日数時間の時間は取れるということで妻が少しでも生活の足しになればと電子部品の組立の内職を始めると言いだしました。妻は友人から聞いたとのことでした。

私は内職というのは誰でもできて簡単な作業と思い込んでいましたが、いろいろと大変でした。妻が行っていた内職は、小さな電子部品を組み立てるものでした。何日かごとに小さな工場に赴いて部品を受け取り、数日後に出来上がったものを持っていく。というルーティンでした。作業的には細くて小さいケーブルを小さい部品に挿していく。という作業が多かったようです。常に同じ作業ではなく毎回部品や内容が違っていて、部品にケーブルを差し込むものとか、部品に3本のケーブルが差してあってその3本を別の部品にさしたり、など単純作業ではありますが、差し込むのにコツがあって力も必要でした。部品の方向もきちんと決められているのですが小さな突起で判断するなど間違えやすいものもありました。挿し込んだ後間違えに気づいても抜くことはできないなど集中して作業を行う必要がありました。当然、間違えたものはお金をもらえませんし、基準に満たない場合(差込がきちんとできていない、差し込む場所が違うなど)もあとでチェックされ、金額から引かれます。

1日2時間程度の作業分の電子部品でも結構な量がありました。70cm×80cmくらいのプラスチックの箱に電子部品がたくさん入っていて置き場所にも困るくらいです。

1日2時間で500円から600円くらいにしかならないというのも衝撃的でした。時給200円から300円といったところです。しかも、部品を取りに行く場所は片道7kmから8Kmあります。自分の車で往復するのでそこそこガソリンを使います。往復15kmとはいえ街の中なので燃費の悪い車であれば1リットルくらい消費してしまいます。500円から600円の収入のために100円近く交通量がかかることになります。

最終的には妻も慣れてきて時給400円位分は作業できるようになっていたようですが、そういう作業を行うとかなり疲れる感じでした。ひたすら単純な作業を繰り返すというのは本当に大変な作業です。私も何度か妻を手伝ったことがあるのですが1時間が限度でした。しかも妻のペースの半分くらいの作業量です。時給150円とか・・・・。

半年くらいでやめてしまいましたが、妻はそこそこ楽しんでやっていたように思います。月に1万円くらいの収入があったのでそこそこ家計の足しにもなっていたと思います。

電子部品の組み立ての内職は「気楽にできる」ものではないというのが私の感想です。
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